ビジョンテラス ブログ

ビジョンを見つけて ビジョンを目指す

ビジョンへの制限

”ビジョンを叶えたい”時に、2つの視点があります。

一つは

「自分のビジョンを見つけること」

もう一つは、

「ビジョンに向かっていくために進んでいくこと」

です。



こうした時に問題となることの一つとして

「過去のハートブレイクから、もう2度と傷つきたくないと決めたことがあり、あなたを制限してしまっている」という話です。

 

私の会社・インフィールドで「個人プログラムセッション・ライフインタビュー」や「個人セッション」を提供しているとそういう事例がよく出てきますし、私も10年近く学んでいるビジョン心理学から自分自身のことでいつも気づかされます。

 

私たちには、過去のハートブレイク(苦しかったこと、嫌だったこと、怖かったことなどの体験)が理由で決めたことがあります。それはもう2度と傷つきたくない、同じ体験をしたくない、という思いから(一種の防衛反応)、自分が信じていたことを諦めたり、夢やビジョンを投げ捨てたり、誰かの考えに従うことを決めました。

自分がしたい!と思っていた将来を諦めて、親が言うような人生を送らないといけない決めたとか、親は何も言わなかったけど、親のような犠牲的な人生を送らないといけないんだと思い込んだ、というケースがよくあります。

ある意味、自分の人生のルールを新たに決めたのです。しかしハートブレイクを経験したことからのルールなので、ネガティブなものになってしまいます。だいたい、幼少期から成人までの間に起こる出来事ですが、そのルールは40歳や60歳といった大人になっても適用され、自分の人生を制限してしまっているのです。

 

この制限がビジョンを見つける時にも、ビジョンに進んでいく時にも、とても影響してしまいます。

 

ある方の話です。

Aさんは小学生の頃から歌を歌うことが大好きで、みんなの人気者でした。しかし、高校進学時に音楽系の学校に進学したいと親に相談したところ「歌では飯は食っていけん!」と反対され、深く傷ついてしまいました。そのことがきっかけで、音楽も歌うこともやめて、母親のような人生を生きなけれないけないという自分のルールを作ってしまいました。それ以降、他の趣味や楽しみを見つけようにも見つかりません。何をやっても、歌うことを諦めざるえなかったことと、母親のようにやりたいこともない犠牲的な人生を送らないといけないという、ルールが頭をよぎります。そんなAさんは50歳になっても高校進学時に決めざるえなかったルールを忠実に守っているのです。

 

これはAさんのお話ですが、私たち誰もがこんなルールを持っています。程度の差はあるかもしれませんが、自分自身に制限をかけてしまってるのです。

 

ここからが今回、言いたいことなのですが、

 

ビジョンを叶えたいなら、昔、作ったルールをさっさと新しいルールにすればいいだけじゃないか、と思われるかもしれませんが、そうもいかないのです。これまでのルールで長年、動いてしまっているのを変えるのにも、勇気がいるし不安もたくさんあります。

 

例え話ですが、

あなたの全ての責任で全てを決めることができる全10回のテレビドラマの監督だとします。話の内容も配役も、状況設定も全てあなたが決められます。あなたは思い通りにドラマはスタートし、6回目まで放送されました。評判も視聴率も好調です。しかしそんな時に色々あって、「私がやりたいドラマはこんなものではない」と気づいてしまいました。もうクライマックスに迫っているので、多少の修正だけだと、やりたい内容にはなりそうにありません。ごまかしはきかなさそうです。しかし、たくさん視聴者は次の7回目、そして結幕まで楽しみにしています。

あなたならどうしますか?

・視聴者から信頼を失い批判されてでも、もう一度最初からドラマをスタートさせますか?

・そのまま自分の意に反してドラマを終わりまでつくりますか?

 

 

もしかしたら、これから「ビジョンを叶える」ということは、このくらいの選択が迫られることなのかもしれません。この選択するのが嫌で、ここで立ち止まってしまう人も少なくありません。もちろん、リアルな人生では、全てをひっくり返して変えるわけではありません。継続して深めていく側面もあります。あなたにとってどの部分が継続なのか?何が変化が必要なのか?見極めていく必要があります。

 

 

ビジョンテラスではこういうことも含めて、1人ではなく仲間で進んでいけることができたらいいなぁと思っています。

 

また、INFIELDで提供している【ライフインタビュー】【個人セッション】【インフィールドコース】などでは、これから自分らしく生きる、ビジョンに生きることを目指すために、「コーチング」「心理学」「人生のしくみ」「ビジョンの秘訣」などが学べ、そして実践するためのサポートを受けることができます。